社員インタビュー

外も中も”アツアツ”ユヒーロ・ユーのロールキャベツ男子 星野 弦一郎

星野本人笑顔の写真

インフラエンジニアとして、サーバーやネットワークの設計、構築、運用監視の設計構築をしています。鉄道など、人が今まで積み上げてきたものの集積を見るのが好きです。特にピタゴラ装置から配管まで、仕組みや仕掛けを知ることが好きなのは、今のインフラの仕事に繋がっています。

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現場主義だから身についたスキル

ユヒーロ・ユーに入社したての頃は、どんなことを感じていましたか?

入社してから配属された現場には、言葉を選ばずに言うと「一人で放り込まれた」という感じでした。戸惑いはありましたけれど、一人だからこそ、何でもやらせてもらえたことが良かったと思っています。
トラブルシューティングをする中で、できるだけ早く確実に対処できるように、コンピュータの基礎を意識的に学んで、それをもとにして起こっているトラブルの原因を探るという心構えが身についたのもこの頃です。
その後の現場では、この経験があったからこそ貢献できていると思っています。規模の大きなプロジェクトに関わっても、それぞれの専門家はいるものの、コンピュータの基礎に基づいて根本から考える人は多くないようなんです。

コミュニケーションの土台を見直すことになった事件

これまでの仕事で印象に残っている出来事は何ですか?

ある時、大きなトラブルが発生したことがありました。それも、もう夜遅い時間です。
当時、案件を担当されていたエンジニアさんが病気で休んでいて、さて、どうしようと思いました。お願いできる方がいたのですが、実はちょっと苦手だと感じていたんです。ところが、重い気持ちで事情を話してお願いをすると、文句も言わず、ササッと対応してくれました。
その時、「いつも不機嫌そう」としか見ていなかったその方に対して、こんなに凄いスキルを持っているんだと尊敬の気持ちが沸きました。
それ以降、その方とのコミュニケーションが円滑になりましたし、誰に対しても、尊敬できるところを探して話すようになりました。やり取りが難しいなと感じる人とでも、一つでも尊敬できるところを探すと、その気持ちが伝わって仕事もうまくいくと感じています。

スクラム導入で効率アップ

今、仕事でどんなことにやりがいを感じていますか?

以前は、エンジニアとして活躍するために、自分の技術的なスキルを伸ばすことに重きを置いていました。その後、キャリアを重ねて、チームリーダーとして仕事をする機会が増える中で、自分が実際に手を動かさずに成果を出す経験をしました。チームのメンバーが働きやすい体制を整える工夫をすることで生産性が上がったのです。今は、そういった介在価値の役割にやりがいを感じています。
具体的には、障害やトラブルを管理する仕組みを新しく導入しました。急なトラブルの対応は、誰が何をするのかを決めるのに労力がかかってしまいます。そこで、トラブル対応を日直のように当番制にしました。役割分担をすると、自分の業務に集中できるようになりますよね。また、トラブルの内容を切り分けて迅速な対応を目指しました。システムがうまく動かなくなった、という場合、「システムが動くように対応する」ことと、「止まった原因を探る」ことの2つに取り組む必要があります。その2つを別々の人が担当することで、スムーズに問題を解決できるようになりました。
ここ最近では、ソフトウエア開発でよく使われる「スクラム開発」をインフラ部門で活用していて、うまく回っていることを感じています。スケジュールを年単位で組むウォーターフォール・モデルに比べて、「スクラム開発」は柔軟性がありますし、変化のスピードが大きい現在に合った仕組みだと思います。今、どの工程に取り組んでいて、どのような状況なのか誰が見てもわかるようになっているので、お客様に対して、何をどこまで対応できるのか、説得力を持って説明でき、その後の工程についても相談しやすくなりました。

舞台作りが喜び

ご自身の役割をどう分析していますか?

学生時代から、オーケストラでビオラを演奏していまして、その面白さを仕事でも求めている気がしています。
ビオラパートは、曲の色を作ったり、変化させたりする役割というところがあって面白いんです。自分たちがつくった世界でいろんな人が踊っているイメージなんですよ。自分が用意した舞台や背景で、他の人がイキイキしている。そこに喜びがあります。
仕事の「仕組み作り」はそれに近いものがあると感じています。だから、今やっていることをちゃんと深めていきたいです。先ほどお話した「スクラム」は、アメリカ人の業務改善コンサルタントの方の指導を受けながらやり始めた段階なので、今後も取り組みながらどのような効果が生まれるか見届けていきたいと思っています。

本人写真

技術に興味はないけれど…

取り組みたいと思っていることはありますか?

雑誌やエンジニア向けのウェブなどを見ていると、新しい技術の主流から、自分は2周くらい遅れているように思います。事実、技術そのものは、やりたいことを実現させるための道具でしかないので興味がないのですが(笑)、エンジニアとしては時代に遅れたくはないです。せめて、1周遅れくらいにしたいというのが目標です。自宅の一部を使って寝ても覚めても勉強しているような研究熱心な方もいるくらいですから、自分も頑張らなければ貢献できる場がなくなってしまうかもしれないという危機感を持っています。

日常の小さな幸せを大切にしたい

どんな人と一緒に働きたいですか?

お客さまの求めているもの、喜ばれるものを探したり考えたりしながら、それを形にすることに喜びを感じる方と働けると嬉しいです。結果的にみんなが喜んで幸せになったらいいですよね。もちろん自分も含めてです。

ちなみに、星野さんにとってどんなことが幸せですか?

私にとっては、日常の小さな「良いこと」「嬉しいこと」が、ちょこちょこと感じられることが幸せです。食事が美味しかった、十分な睡眠をとれた、きれいな景色を見た、仕事がうまくいった。そんな小さなことを日々積み重ねていけたらいいなと思います。